2007年2月26日月曜日

自然の造形美

小笠原諸島では、父島の南西端から南島にかけて、そして母島の石門と呼ばれる地域にのみ、大昔に発達したサンゴにより形成された石灰岩からなるカルスト地形が存在する。

石灰岩は、二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨や地表・地下水により浸食を受けて独特の形状を生み出す。ここ父島のジニービーチ近辺では、針山のように尖った岩、まん丸の穴が開いているような面白い形の岩、そんな岩々に囲まれたすり鉢状の砂地を見ることができる。
この砂地の一端に、なぜかオガサワラビロウ(小笠原固有のシュロの木)だけが元気にニョキニョキ生えていた。

0 件のコメント: