おがさわら丸の往復の移動時間2日間を含めて合計14日間、小笠原と内地との間で人の行き来はなく、貨物船共勝丸による物資補給が2回あったのみ。
夕暮れ時に呑み屋を覗くと、ガラガラに空いた店内を広く陣取っている顔見知りの寛いだ姿が目に入る。
先週日曜日。波乗りの後、一緒に音楽をやっているスイングブローの仲間プラス国有林職員の面々でバーベキュー。今までバーベキューに、しかも日曜日に、次の日みんな仕事なのに、こんなに集まることなんてなかった。仕事はあってもお客さんを迎えるわけでもなく、心にゆとりがあるのか、夕方6時から日付が替わる頃までのんびりと呑み通し。この寛いだ感じがなんともいえない。
話は変わって、先月の終りから、小笠原の航空路開設に向けた動きが活性化している。今月中旬に空港の必要性に関する住民意識調査、そこで必要性の合意が得られれば、PI(住民参加)のプロセスを経て計画を煮詰めていくことになる。
島の中には、便利を望む人もいればそうでない人もいる。将来航空路が開設されたとして、それによる変化には様々な側面がある。少なくとも、年に一度のおがさわら丸ドック入りという一大行事は、航空路の存在により、島の人の生活に今ほどの影響を及ぼさなくなるだろう。おがさわら丸の出航・入港という1週間のサイクルに刻まれた生活のリズムも変化していくものだろう。
これは良し悪しではなく、純粋に島民それぞれの価値観の問題。住民意識調査の結果がどう出るか、楽しみでもある。
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