2007年8月10日金曜日

定点観測

生まれてこの方、こんなに狭い範囲にずっと留まったのは乳児以来のような気がする。赴任してはや半年、一度の内地出張と、偶に母島や聟島に行ったりダイビングで海に出たりする以外は、ずっと父島に留まっている。その父島の広さはというと、住んでいる場所が島のほぼ北端、そこから車道南端の小港まで、車でおよそ15分。

内地にいると、通勤だけでも1時間の移動、買い物に出たり友達と呑みに行ったり旅行に行ったり、とにかくよく移動する。ところが、ここ父島では徒歩圏内でほとんどの用が済んでしまう。景色のきれいな海岸も、1ヶ月もいればほとんど行き尽してしまう。そうなると、同じ場所に何度も行くことになる。

そして最近よく通っている場所が、前回の日記にもあるとおり、小港。仕事を終えて夕暮れ時に泳ぎに行ったり、週末の昼下がりに行ったり、本を読んだり楽器を練習したり写真をひたすら撮ったりしながらのんびり過ごしている。この場所がとても居心地のいい空間だからなのか、飽きることがない。その日その日で表情が違い、同じ日でも時間の移り変わりとともに表情が変わる。そんな風景の移ろいを写真で記録して並べてみると、こんなふうになる。

0 件のコメント: