ここの盆踊りでは、やぐらの上で太鼓を叩く人、やぐらの中段で踊る人、それを取り囲んで踊る人、そして屋台でカメ煮込みやかき氷を売る人に夏祭りの実行委員長、ほとんどみんな顔見知りで、地域のみんなでお祭りをつくりあげている感覚がする。毎年最終日には「生歌」というイベントがあって、島の人、内地から観光で来た人問わず、参加希望者がやぐらの最上段上に上り、音頭の歌を歌い、それに合わせてみんなで踊る。
傍観者は少数で、ほとんどが参加者。みんなでつくっている、そういう感覚が、このお祭りを盛り上げている秘訣なんだと思う。