よし、この天気はカヤックに行くしかない、そう決めた。父島やその近辺の無人島には、大雨の直後にしか姿を現さない滝がいくつもある。それは、土壌が薄く貧弱であることに加え、島自体が小さく、降雨が地表を流れ去って海に至るまでがあっという間であるということに起因している。この幻の滝をこの晴天の中見に行かない手はない、そんな滝の中でも特にダイナミックな兄島は滝ノ浦の滝を見に行くことにした。
友人3人と、4人連れ立って2隻のシーカヤックに分乗し、父島の宮之浜から海に入った。漕ぐこと十数分、滝ノ浦の滝が見えてきた。今まで見たことのある中でいちばん水量が多くダイナミックな瀑布、来た甲斐があった。
その後、兄島の西側に位置する人丸島のちいさなビーチに上陸、昼ごはんを食べたりゆっくりコーヒーを淹れて飲んだりスノーケリングを楽しんだり岩に登って絶景を眺めたり、のんびりと楽しみ尽くした。
今日滝ノ裏で見た瀑布の風景のように、自然の営みの移り変わりのほんの一時にしか姿を現さない壮大な風景に居合わせることは本当に貴重なこと、そんな経験をできた今日という日に大満足。
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