亜熱帯に位置するせいで、夏に比べて冬は気温が下がるものの、昼間の気温は20度近くまで上がることがあり、内地出身のやっそにとっては冬を感じさせるほどのものではない。森は、紅葉したり葉を落とす木がちらほらとあるものの、冬でも青々としている。
ところが、海は冬になると一変する。冬になると、内地から見て西高東低の気圧配置になる。この低気圧、内地にいるとあまり意識することはないが、中心気圧970hpほどの、台風並みの爆弾低気圧がしょっちゅうできる。この低気圧が引っ張る前線が小笠原付近を毎週のように通過して、この前線に内地方面から吹き込む強烈な北西風のせいで壮絶な海上模様になる。今日はなんと午前中の波高が5m、父島と母島を結ぶははじま丸が欠航した。
こんな海況、父島と母島を行き来したい人、ダイビングやホエールウォッチングで海に出たい人にとっては目の敵なのは間違いないが、サーファーは胸躍る。写真の小港は風向きが悪くてイマイチ乗れなかったけど、二見湾内の前浜はなかなか良いコンディションだった。天気や海は不可抗力、それに対していろんな楽しみの選択肢を持っておくと人生豊かになる。
今日の15時の天気図。北海道の東側に台風並みの爆弾低気圧があって、そこから延びる前線が小笠原の東側まで伸びている。この前線、およそ2000kmあることになる。(気象庁HPより転載)
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