2009年3月11日水曜日

コメントの表示のしかた

ここ最近、珍しく(笑)コメントをたくさん頂いているのですが、
「書いたコメントがブログ画面上でうまく見れない!」
というようなご不便はありませんか?

このブログサイトは、そのあたりが不便なのです。

そんなときは、コメント投稿先、もとのブログ記事のタイトルをクリックしてください。
そうすると、ブログ記事の下に、コメントが連なって表示されるようになります。

毎度ご不便をおかけしますが、これからもよろしくお願いします。

2009年3月2日月曜日

奇跡のような休日

冬型の気圧配置も緩んで春の兆し。
天気よく海もよいので今年初のダイビングに行くことにした。この時期は寒いし水が冷たいけれども、小笠原諸島近海に繁殖に訪れるザトウクジラが見られるという素敵なオプションが付く。

出港後間もなく、クジラの母と子を発見、船長判断で、ダイビングはひとまずおいといて、今日の午前中半日、のんびりとこのクジラを観察することにした。子はちょっと薄い黒、グレーに近い色だったからグレ子と命名、一緒にいる母親らしきクジラは真黒だからクロ子と命名、その行動をゆっくりと追った。

水面に鼻を出して、バシュッとブローを上げたり、頭を水上に出して辺りを見回す「スパイホップ」という行動をとったり、時には勢いよくジャンプ、水上にその巨体がすべて顕わになるような豪快なジャンプ「ブリーチング」までも見せてくれた。この母子の行方には、他のクジラたちも集まっている様子、一時は船がクジラたちに囲まれて身動きが取れなくなることも…。

他のクジラたちに翻弄されながらも、尾ビレの模様を頼りになんとかグレ子とクロ子を見つけ出し、さらに観察を継続。

すると…。
いつの間にかグレ子やクロ子が船に寄り添うように接近、見失ったと思ったら船の下をくぐって反対側に出たり、また戻ったり。体長14メートルほどもある巨大な体、獣の声の入り混じった、バシュッというブローを至近距離で体感するのには恐怖と感動が半々。

運良く、水中から見ることもできた。この瞬間、時が止まる。神々しさを感じる。ぶつけられたら身が危ないという危機感、大きさの迫力に圧倒され、人間の存在の小ささを実感する。


そんな素敵なクジラとの出会いがあった後には、今が旬のアオリイカが釣れ、戻ってからさばいて食べた。旨かった。


小笠原には、こんな奇跡のような休日がある。